ブルートゥース対応の、ニット帽

フランスのArchos社が発表したミュージック・ビーニー(Music Beany)は、音楽プレイヤーやスマートフォンとBluetoothで接続し、音楽などを楽しむことができるニット帽。90分の充電で8時間、音楽を再生できる。

最近ではニットキャップのことをビーニーとも呼ぶらしい。寒い冬にはビーニーで耳まで覆う人も増えるだろう。

フランスのArchos社が発表した「ミュージック・ビーニー」(Music Beany)は、音楽プレイヤーやスマートフォンとBluetoothで接続し、音楽などを楽しめるニット帽だ。価格は30ユーロ(約4,150円)。この“ウェアラブル・デヴァイス”は、90分の充電で8時間、音楽を再生できる。

Archos社はスマートフォンやタブレットなどのほか、これまでにもいくつもの「コネクテッド」デヴァイスを売り出してきた。

これまでに同社が発売してきた血圧計、体重計、アクティヴィティ・トラッカーなどのカテゴリーでは、他社も多数に手がけている。ただ、Archos社は、今年9月には上記のニット帽のほか、気温、湿度、騒音や気圧などを記録しiOSやAndroidデヴァイスに送ってくれるウェザー・ステーション(100ユーロ)や、LED照明にスピーカーを組み込み、スマートフォンの音楽などを再生できるミュージック・ライト(50ユーロ)など、ちょっと変わったBluetooth製品を打ち出してきている。

さて、ミュージック・ビーニーは同社サイトに情報が少なく、いまのところ詳細は不明だが、記事の写真などを見る限り、イヤホンを耳の穴に差し込むのではなく、帽子の内側の、耳に当たる部分から音が出る構造のようだ。もし、外にも音が聞こえてしまうなら、通勤の満員電車でイヤホンの音漏れがトラブルの原因になる日本の大都市では、気軽に使うと周囲の人々に迷惑をかけてしまうかもしれない。


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TEXT BY KENJI NOBUKUNI