エキサイト ismコンシェルジュ |
2015.11.13
イタリアのローマ。最大の野党の書記長エンリコは、50歳。国政選挙を控えて、党の支持率が急減し、ストレスのたまる日々を送っている。エンリコは、たまりかねて失踪する。腹心の部下アンドレアはあせる。党のトップが失踪では、支持率はさらに減る。「書記長は体調不良で入院」と、アンドレアは時間を稼ごうとする。アンドレアは、藁をもつかむ思いで、エンリコと疎遠だった双子の兄ジョヴァンニを訪ね、なんとかエンリコの替え玉に仕立てあげる。
同じ頃、ローマから失踪したエンリコは、パリにいる。エンリコは、かつての恋人だったダニエルを訪ね、身を隠していた。
自由な身となったエンリコは、のんびりと撮影現場で働いている。
ローマでは、ジョヴァンニの人気が急上昇。大統領や首相からも面談の話が舞い込み、ソツなくこなしていくジョヴァンニに、アンドレアは心酔する。もちろん、党の支持率もぐんぐん、回復していく。
このまま、万事うまくいくかと思われたが……